プリンターやコピー機で厚紙印刷はできない？オンライン印刷サービスとキンコーズがおすすめ

生活の中でたまに、厚い紙に何かを印刷したいと思うことがあります。ですが、実際に厚い紙を印刷しようとすると、どこでできるのか、近くに対応している場所があるのかわからなかったり、自分で試みると失敗してしまったりすることがよくあります。

家庭用プリンターで厚い紙を使おうとすると、紙詰まりなどのトラブルが発生し、結局は手間がかかってしまいます。実は、多くの家庭用プリンターや公共のプリント機は、特定の厚さを超える紙の印刷には対応していないのです。

そんな時に便利なのが、対応店舗や、オンライン印刷サービスの利用です。最近では、場所に関係なく少ない枚数からでも対応してくれるオンラインの印刷ショップが増えてきています。10枚からでも対応してくれるサービスがあるため、時間に余裕がある場合は、プロに任せることで、結果的に時間を節約できる可能性があります。

厚紙の印刷が可能な場所は？

厚紙を印刷したいとき、どこでできるのか、選択肢は主にキンコーズやオンライン印刷サービスです。家庭用プリンターやコンビニの印刷機では、一般的に厚紙に対応していません。これにはいくつかの理由がありますが、後ほど詳しく説明します。ここでは、店舗とオンライン印刷サービスが厚紙印刷に適している理由と、それぞれのサービスのメリットとデメリットを見ていきましょう。

キンコーズについて

キンコーズはコニカミノルタが運営し、国内に35以上の店舗を持つ印刷専門店です。ビジネス利用だけでなく、個人向けのサービスも充実しており、様々な種類の紙に対する印刷が可能です。小ロットでの印刷も受け付けており、セルフサービスの機械を利用することもできますが、特殊な印刷や材質についてはスタッフに相談して対応してもらうことが推奨されます。厚紙への印刷や用紙の持ち込みが可能かどうかは、店舗によって異なるため、利用前に確認することが大切です。オンラインでの印刷サービスも提供しており、注文した印刷物は自宅に配送してもらえます。個人的には、過去にキンコーズでラミネート作業をセルフサービスで行った経験がありますが、使い方が簡単で、夜遅くまで開いている店舗を利用できるため非常に便利でした。

オンライン印刷サービスの活用

もし近くに厚紙を印刷できるショップがない場合や、特定の印刷ニーズがある場合は、オンライン印刷サービスが非常に便利です。「オンライン印刷」と検索するだけで、多くの業者を見つけることができます。中には、テレビCMでおなじみの「ラクスル」や「プリントパック」のような有名なサービスもあります。

オンライン印刷の利用時には、少量注文だと単価が高くなる、配送に時間がかかるというデメリットがありますが、大量注文が必要な場合や、時間に少し余裕があれば、非常に便利な選択肢です。

配送時間の長さが気になるかもしれませんが、即日配送を提供しているサービスもあります。特に東京23区内など、特定の地域に限られますが、送料無料で即日配送が可能な場合もあるため、状況に応じて非常に便利に利用できます。

コンビニや自宅での厚紙印刷は難しい？

多くの人が、コンビニの印刷サービスや自宅のプリンターを使って厚紙に印刷しようとしますが、これにはいくつかの制限があります。

コンビニの印刷機は一般的に普通紙のみを対象としており、厚紙のような特殊な紙質には対応していません。これは紙詰まりや機械故障を避けるためです。そのため、厚紙を持ち込んでも、コンビニでは印刷できないことが多いです。

図書館やインターネットカフェでも、似たような理由で厚紙の使用が制限されています。

自宅のプリンターに関しても、対応可能な紙の厚さには上限があります。通常、家庭用プリンターで印刷できるのは年賀状などの薄めの紙までで、この厚さは大体0.3mm程度が限界です。この厚さを超える紙を使うと、プリンターが故障する可能性があります。

厚紙への印刷が不可能な場合の対処法

周囲で厚紙に直接印刷するのが難しい時や、時間の都合上オンライン印刷サービスを使えない場合、どうすればいいのでしょうか？

解決策の一つとして考えられるのは、まず普通の紙に内容を印刷し、その後で厚紙に貼り付ける方法です。これは、特別な状況で便利な実践的な手段です。

色付きの厚紙に印刷したい場合は、印刷する普通紙の背景色を厚紙の色に調整することで、見た目を自然にすることができます。

また、接着の際にはスプレーのりを使うと、紙が波打たずにきれいに貼り付けられます。

最も大切なのは、厚紙への印刷方法について事前に情報を集め、必要な時にすぐ対応できるように準備をしておくことです。

厚紙の種類と家庭用プリンターでの対応可能厚さについて

「厚紙」と聞くと、一般的には標準的なコピー用紙よりも厚みのある紙を想像するかもしれませんが、実際にはその厚さや種類には様々なものがあります。そして、家庭用プリンターで印刷可能な紙の厚さには限界があることを理解しておくことが大切です。

日常生活でよく見かける紙の厚さを、みんなが理解しやすいミリメートル単位で見てみましょう。

さらに厚い紙としては、ティッシュ箱が0.35mm、サランラップやお菓子の箱が0.5mm程度、クレジットカードが0.84mmとなります。

これらの情報から、日常使うさまざまな紙の厚さを知ることは、印刷を検討する際に非常に役立ちます。特に、自宅での印刷プロジェクトにおいて、プリンターの対応範囲を超えないよう注意が必要です。

厚紙印刷のまとめ

直接厚紙に印刷する際には、キンコーズやオンライン印刷サービスを検討することが一般的です。これらの選択肢を利用する際には、それぞれのサービスが持つメリットとデメリットをしっかり理解しておくことが大切です。

公共施設や家庭で使われている印刷機器では、厚紙への印刷には制限があるため、これらの場所での使用は難しいことを覚えておきましょう。家庭用プリンターで安全に印刷できる紙の厚さは、一般にはがき程度までとされています。

もしも近くに厚紙を印刷できる施設がない、またはオンライン印刷の納期が間に合わない場合、普通のコピー用紙に印刷した後、それを厚紙に貼り付けるという方法も考えられます。

日常で使用される紙の厚さには様々なものがあり、普通のコピー用紙の厚さは約0.09mmであること、プリンターの印刷可能な厚さの限界値は0.31ｍｍあたりであるという事を知っておくと良いでしょう。

今回は、厚紙印刷が可能な場所や、その際に考慮すべき点、公共の場所や家庭での印刷時の限界、そして紙の厚さについての情報をお伝えしました。

特に、都市部にお住まいの方には、キンコーズが非常に便利な選択肢となるでしょう。一度利用してみることをお勧めします。

また、紙の厚さについて基本的な知識を持つことで、家庭用プリンターの誤使用による故障のリスクを減らすことができます。緊急時にこの情報が役立つことを願っています。