手作りスイーツの中でも特に人気の高いスポンジケーキですが、時には上手く焼けないこともありますよね。特に、生焼けになることはよくある失敗の一つです。長時間かけて作った後で生焼けと分かると、本当に残念な気持ちになります。
この記事では、生焼けになったスポンジケーキの対処法や、生焼けの原因、そして生焼けのスポンジケーキを使ったアレンジレシピについてご紹介します。
電子レンジで手軽に解決！生焼けのスポンジケーキの救済
オーブンから出したケーキが湿っていたり、真ん中がへこんでいたり、十分に膨らんでいなかったりすること、ありますよね。これらはケーキが生焼けであることを示しています。
見た目ではわかりにくい場合は、生焼けになっていないか、中の状態を調べる方法としては、竹串で刺してみるのがわかりやすいかと思います。
何も付かなければ基本焼けているという事なので食べられますが、竹串に生焼け部分がくっついていた場合は、健康面の安全の為、再加熱が必要です。
生焼けのスポンジケーキに遭遇した際、オーブンでの再加熱を試すか、他の方法を考えるか迷うことがありますが、電子レンジを使うとオーブンよりも手軽で速やかに対処できます。
オーブンで再加熱すると外側が乾燥したり焦げたりすることがありますが、電子レンジは内部から加熱するため、生焼けの部分を直接温めることができます。
電子レンジを使った再加熱のポイント
再加熱する際のポイントの絶対条件は、電子レンジに対応していないものは入れないという事です。
金属製の型や、アルミホイルを使っている場合は、必ずケーキを型から取り出してから行うことが大切です。
その理由は、電磁波の影響で放電し、火花が出たりして危険だからです。
オーブンで使えたものも、電子レンジだと使えなくなる場合がありますので、注意が必要です。
電子レンジでの焼き直し方（あたため直し）
ケーキをラップで包み、600Wで1分間隔で加熱をします。
少しずつ分数を増やして、生焼けだった部分などを再度２～３箇所竹串をさして状態や様子を確認することが大切です。
電子レンジのワット数や加熱時間は機種によって異なるため、加熱の様子を見ながら適宜調整してください。
オーブンを使った再焼きのコツ
先に述べたように、オーブンでの再加熱では、表面が焦げるリスクがあります。これを避けるためには、ケーキをアルミホイルで包んで蒸し焼きにする方法が効果的です。これにより、表面だけが過剰に焼けることを防ぐことができます。
電子レンジの場合は使えなかったアルミホイルですが、オーブンでは使えますので、全体で包んでも大丈夫です。
オーブンに入れる時は、ムラになるのを防ぐために、必ず真ん中に入れるようにしましょう。
スポンジケーキが生焼けになる主な理由は？
これまでに生焼けスポンジケーキの対処法についてお話しましたが、そもそも最初からしっかり焼き上げるのが理想です。生焼けになる主な原因としては、焼き時間が短すぎる、またはオーブンの温度設定が低いことが挙げられます。焼き時間が不十分な場合は、数分間の焼き時間を延ばしてみるのが良いでしょう。また、オーブンの温度が低い場合は、予熱を高めに設定する、あるいは焼き途中でのオーブンの開閉を最小限にするなどの対策が有効です。
失敗したケーキの救済は？
生焼けスポンジケーキを救済して別のレシピとして活用する方法もいくつかあります。
完全に火は通っているけれど、形が崩れてしまったケーキは、小さく切ってプチパウンドケーキにしたり、生クリームやフルーツを挟んでフルーツサンドにアレンジすることもできます。
また、生焼け部分のケーキを薄切りにしてオーブンで再び焼き上げれば、ビスケットのような食感になります。この方法なら、表面が若干焦げていても問題ありません。
作り直しをする場合も、失敗してしまったケーキも捨てずに、再利用できます。最良の部分を選んで冷凍し、細かく砕きます。これをケーキクラムと呼びます。ケーキの側面のデコレーションが難しいときに使えるテクニックですが、クリームを塗った上にこれらのケーキクラムを均等に散布すると、見た目が格段に向上します。市販のケーキでも、この方法で装飾されたものを見かけたことがあるはずです。是非試してみてください。
まとめ
この記事では、スポンジケーキが生焼けになった場合のさまざまな対処法をご紹介しました。
●電子レンジを使えば、表面の焦げを気にせずに再加熱ができます。
●オーブンでの再焼き時は、アルミホイルを使用して表面の焦げや過焼けを防ぎましょう。
●生焼けの原因は、焼き時間が短かったり、オーブンの温度が低かったりすることが多いです。
●形が崩れた場合でも、ケーキを切り分けて様々なレシピにアレンジすることが可能です。
皆さんのお役に立てれば幸いです。最後までご覧いただき、ありがとうございました。
