運転中に突然エンジン警告灯が点灯すると、「壊れた？このまま走っていいの？」と不安になりますよね。この記事では、エンジン警告灯・チェックエンジンランプの意味や点灯の原因、危険度の見分け方、そして正しい対処法までを初心者にもわかりやすく解説します。
エンジン警告灯とは？点灯の意味を正しく理解する
エンジン警告灯とは、車のコンピュータ（ECU）がエンジンや排気系統の異常を検知した際に点灯する警告ランプです。メーター内にエンジンの形をしたアイコンが表示され、チェックエンジンランプと呼ばれることもあります。点灯色は多くの車で黄色またはオレンジ。これは今すぐ危険ではないが、できるだけ早く点検をという注意のサインです。赤色で点灯する場合は重大な故障を示す可能性があるため、すぐに停車して確認しましょう。
エンジン警告灯の基本的な意味や表示の違いについては、オートナビガイドによるエンジン警告灯の原因と対処法でも詳しく解説されています。
エンジン警告灯が点灯する主な原因
エンジン警告灯が点灯する理由は多数あります。主な原因を以下にまとめました。
- O₂センサーの異常：排ガス中の酸素濃度を測定するセンサーが故障すると、燃焼バランスが崩れ燃費が悪化します。
- エアフローセンサーの故障：吸入空気量を測定する装置に異常があると、エンジンの回転や加速に影響が出ます。
- イグニッション系トラブル：スパークプラグやイグニッションコイルの不具合でエンジンが不調に。
- バッテリーや充電系統の不具合：電圧が不安定になるとECUがエラーを検知します。
- 給油キャップの閉め忘れ：軽度な原因ですが、圧力異常として警告灯が点くことがあります。
このように、軽微なエラーから重大な故障までさまざまな原因があるため、自己判断は危険です。特に故障箇所の傾向や点灯パターンの違いは、LINEUP CAR BLOG：エンジン警告灯の点灯・点滅と修理費用を参考にすると理解が深まります。
点灯したまま走行しても大丈夫？危険度の見分け方
エンジン警告灯が点いたからといって、必ずしも即停車しなければならないわけではありません。ただし、点灯の仕方によって危険度が異なります。
| 点灯の状態 | 危険度 | 対応方法 |
|---|---|---|
| 常時点灯 | 中程度（早めの点検が必要） | 走行可能ですが、できるだけ早く整備工場へ |
| 点滅 | 高（重大トラブルの可能性） | すぐに安全な場所に停車し、ロードサービスを呼ぶ |
| 異音・振動・煙を伴う | 非常に危険 | 走行を中止してエンジンを切り、専門業者に連絡 |
放置すると、エンジンの焼き付きや排気装置の損傷につながるおそれもあります。
エンジン警告灯が点灯したときの対処法
① 安全な場所に停車して確認
まずは安全な場所に停車し、ボンネットからの異音・異臭・煙がないか確認しましょう。異常がある場合はすぐにエンジンを停止します。
② 一時的なエラーなら再始動を試す
給油キャップの閉め忘れや一時的な電圧低下など、軽微な原因の場合は再始動で消えることがあります。
③ 整備工場やディーラーで診断
消えない場合は、OBDⅡスキャナーでエラーコードを確認してもらいましょう。主な修理事例としては、O₂センサーやイグニッションコイルの交換などがあります。
④ 一時的に消えても放置しない
走行中に警告灯が消える場合でも、ECUにエラー履歴が残っていることがあります。「消えたから大丈夫」と油断せず、点検を受けるのが安心です。
走行継続の可否や応急対応については、KINTOマガジン：エンジン警告灯が点灯した時の走行可否と対処法でも分かりやすくまとめられています。
日常でできる予防策
- 定期的にオイル・エアフィルターを交換する
- バッテリーやセンサー類のメンテナンスを怠らない
- ボンネット内の配線・ホースを月1回目視点検する
- 長期間乗らないときは定期的にエンジンを始動して充電
こうした基本的なメンテナンスを続けることで、エンジン警告灯のトラブルを未然に防ぐことができます。
まとめ・エンジン警告灯は早めの点検がカギ
エンジン警告灯が点灯したからといって、すぐにパニックになる必要はありません。しかし、放置は禁物です。軽度な不具合が大きなトラブルに発展する前に、専門業者で診断を受けましょう。早期対応が愛車を長持ちさせる最大のポイントです。日頃から点検を怠らず、安全で快適なドライブを楽しみましょう。
