フォグランプとは?役割・使い方・ヘッドライトとの違い・後付け時の注意点まで徹底解説

フォグランプとは 2025

雨の日や霧の濃い日などに車の前方を照らしてくれるフォグランプ。見たことはあっても、「フォグランプとはどんな役割があるの?」「ヘッドライトとの違いは?」と疑問を持つ方も多いでしょう。この記事では、フォグランプの意味・使い方・保安基準・後付けの注意点まで詳しく解説します。

フォグランプとは?基本の役割を理解する

フォグランプとは?正しい使い方と注意点によると、「Fog Lamp」の“Fog”は英語で霧を意味します。その名の通り、濃霧・豪雨・降雪など視界が悪い状況で前方の視界を確保するための補助ライトです。

路面近くを広く照らすライト

フォグランプは車体の低い位置に取り付けられており、地面に近い位置を左右に広く照らすことで、霧や雨に反射しにくく視界を確保します。主に運転者自身が路面の状況を見やすくするためのライトです。

一般的に前方を照らすフロントフォグランプと、後方に存在を知らせるリヤフォグランプの2種類があります。

フォグランプとヘッドライトの違い

設置位置と照射範囲の違い

フォグランプはバンパー付近の低い位置に設置され、左右を広く照らします。一方、ヘッドライトは車の前方上部にあり、遠くを明るく照らす目的で設計されています。

反射の少ない照射パターン

ヘッドライトを霧の中で使うと光が乱反射し、白い壁のように前が見えづらくなることがあります。フォグランプはこれを防ぐため、低い角度で照射して路面に光を集め、霧や雨の反射を抑えます。

目的の違い

  • フォグランプ:悪天候時に視界を確保する補助灯
  • ヘッドライト:夜間やトンネルなどで前方を照らす主灯

つまり、フォグランプは悪条件専用の視界補助灯、ヘッドライトは日常走行用のメインライトと言えます。

フォグランプの正しい使い方

使用が推奨されるシーン

フォグランプの使い方の基本は視界不良時のみの使用です。以下のような場面で効果を発揮します。

  • 濃霧・霧雨で視界が悪いとき
  • 激しい雨や雪で路面が見えにくいとき
  • 夜間の山道や悪路で足元を確認したいとき

使用を控えるべきシーン

フォグランプのマーク・使い方・3つの注意点でも解説されているように、晴天時や夜間の通常走行でフォグランプを点灯すると、対向車の視界を奪い危険です。また、フォグランプのみを点けた状態は「無灯火」と見なされる場合があります。ライトの点灯状態は常に確認しましょう。

フォグランプの装着義務と保安基準

フォグランプに装着義務はありませんが、取り付ける場合には法律で定められた保安基準に従う必要があります。

保安基準の主なポイント

  • 色:白または淡黄色のみ認められる
  • 個数:前部は2個以下、後部は1個・左右対称
  • 位置:地上から250mm〜800mmの範囲内
  • 光度:明るすぎる・青色・極端な白は車検不合格になる可能性あり

違法なフォグランプは、車検に通らない・整備不良で罰金といったリスクがあるため注意が必要です。

フォグランプを後付けする際の注意点

保安基準に適合した製品を選ぶ

後付けフォグランプを設置する場合は、保安基準に適合した製品を選ぶことが最優先です。安価な海外製品の中には、光量や色温度が基準を満たさないものもあります。

配線・取付位置・光軸調整に注意

配線の取り回しやスイッチ連動設定、光軸の調整などは専門知識が必要です。整備工場やカー用品店に依頼するのが安心です。

視認性アップと対向車への配慮

フォグランプの正しい使い方とルール(ベストカーWeb)でも指摘されている通り、フォグランプは明るければ良いというものではありません。視認性と安全性のバランスを取りながら、周囲への配慮も忘れずに使用しましょう。

まとめ・フォグランプを正しく使って安全運転を

フォグランプとは、霧・雨・雪などで視界が悪いときに頼れる補助ライトです。ヘッドライトとは役割が異なり、必要なときだけ適切に使うことが大切です。保安基準に適合したフォグランプを使用し、対向車への配慮を忘れず、安全で快適なドライブを楽しみましょう。

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