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地震時のマンションでの避難方法は?家の中で安全な場所はここ!

災害対策

日本で頻繁に起こっている地震。

いつ、どこにいるときに遭遇してしまうかわかりませんよね。

もしあなたのお住まいのマンション、訪問中のマンションで地震がおこったらどのような避難方法をしますか?

今回はマンションに居る時の安全な一時避難場所や地震後のマンション避難方法について調べてみました。

マンションでの地震時、室内で一番安全な場所は?

マンションで地震が起きた場合、高層に居る場合は揺れも大きく恐怖心でいっぱいになってしまいますよね。

そんな時どこが安全なのでしょうか。リビング?お風呂場?

マンションの室内でとっさに避難できる家の中で一番に安全な場所、

それは「ドアを開けた状態のトイレ」です。

基本的に地震時に室内の中で最も安全な部屋の条件というのは、壁や柱に囲まれた空間が小さい部屋です。

「トイレ」はその条件にちょうどはまります。

そして、トイレには家具がないため家具の転倒や飛散物も最小限であるため危険性は少なくなります。

しかし、1点注意点があります。

トイレに避難しても大きな揺れで建物が傾く場合があるのでトイレのドアが開かなくなるおそれがあります。

そのためトイレのドアは開けておく事が大切です!

マンションの間取りでは、ドア玄関の近くにトイレがある場合が多く、避難もしやすいのもポイントです。

マンションでの避難方法は?

地震がマンションで起こった時の避難ですが、

まず身の安全確保、基本は頭を守ることを第一に考えます。

さきほど紹介した条件にあてはまる家具が転倒しない、ガラスが飛散しない場所(トイレやテーブルの下など)へ移動します。

避難路までの出入口を開けておく必要があります。

①地震が収まったあとの行動

地震の揺れがおさまり避難を開始する時は

  1. 火の元を消す
  2. ガス栓を閉じる
  3. 電気ブレーカーを落とす

この3つを忘れないようにしましょう。

地震がきっかけで火事が起こる場合がありますので、状況を見て上記の3つは出来そうならするようにしてください。

2次被害を防ぐ事につながります。

窓を開けるかいなかについてや避難時の最低限の持ち物リストについてはこちらの記事に詳しく紹介しています。

②避難が必要だと感じたら下の階へ向かう

次に部屋から1階へ移動するのですがその際にはエレベーターは利用してはいけません。

理由は停電や地震による故障で、エレベーター使用途中に閉じ込められてしまう危険があるからです。

どれだけ高層に居ても非常階段を利用しましょう。

また、階段では住民皆、パニックになっている人もいます。我先にと押さない 駆けないと声をかけあい協力し避難する事が大切です。

ちなみにですが、幼稚園・保育園・こども園などでの避難訓練では、

「お・は・し・も」が避難の時の合言葉になっていますので、小さいお子さんとの避難の場合は、再確認して避難するようにしてくださいね^^

…押さない …走らない …しゃべらない …もどらない

➂マンションの構造によっては外まで避難する。

マンション内の待機場所で避けたい場所があります。

それは、柱のみで壁のないピロティ空間や、吹抜けになった空間です。

阪神・淡路大震災、東日本大震災、熊本地震などで被害を受けたRC造の建物の多くがそれらの部分に被害が集中していたそうです。

最近のマンションではピロティ部分の強化もされていますが、念のために1階のピロティ部分や吹抜けのあるロビーなどには近づかないようにして下さい。

私が以前住んでいたのはピロティのあるタイプの建物だったのですが、 そのマンションでの避難訓練では、駐車場まで出て待機していました。

マンションではあまり隣近所や上下階とお付き合いがないかもしれませんがこういった避難時にはお互いに避難する仲間となり得るため普段からどんな人が住んでいるのか把握し挨拶程度の仲になっておくと安心です。

耐震性の弱いマンションはどんなマンション?   

マンションの構造での危険な場所はお伝えしましたが、普段から知っておきたいのはお住まいのマンション自体の耐震基準です。

マンションの耐震性について比較されるのが1981年の建築基準法の改正で導入された「新耐震基準」です。

これが適用された1981年以降の物件であれば、相対的に安心度は増します。では、どのように基準が変わったのか説明します。

1981年以前の旧耐震基準は、100年に何回か程度起きる可能性のある

「震度5程度の中程度の地震に対して、大きな損傷を受けない」という規定でした。

それに対し1981年以降の新耐震基準では、

「中程度の地震に対しては軽微な損傷にとどめる」ことに加えて、100年に1度起きるか起きないかの

「震度6程度の大地震に対しては、建物の倒壊を防ぎ、人命を守る」という2段階の規定に改定されています。

しかし、1981年以降のマンションでも下が空洞になっていたり、マンションが建っている地域が昔は海や川だった場所だったり、山を切り崩して造成した土地であれば地盤沈下を起こす可能性があるので危険です。

必ずお住まいの地域の地盤状況などを調べておいてくださいね。

まとめ

マンションでの地震遭遇時はまずドアを開けたままトイレへ避難。

揺れがおさまり避難行動はエレベーターを使わずに階建で1階に降りる事、柱だけのピロティ空間や窓付近には近づかないことが重要です。

また、飛散物や転倒物に気をつけながら、マンション住民に声を掛け合い避難する事が大切です。

マンション避難は1人ではありません。他の住民や家族など誰かが一緒というだけでも励みになり危機感を分かち合えます。

お互い声をかけあい不安解消もできるはずです。マンションでの避難で慌てること事のないようマンション内避難訓練などがあれば積極的に参加される事をおすすめします。

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